「WSD Pro x バタフライボード社」特別座談会を開催。

先月末、クラウドファンディングサイト「Makuake」に登場した「バタフライボードPro A3」は、なんと公開初日の開始からわずか2時間で目標を達成。

そこでWSD Proでは、ワークショップでの用途も想定して開発されたという「バタフライボードPro A3」の秘密に迫るべく開発者との座談会を企画いたしました。

当日集まったのは、教育委員会にお勤めの方、中小企業診断士、NPO代表理事、キャリアコンサルタントなど各分野でワークショップを活用する専門家ばかり。

参加メンバーの自己紹介の後、まずは開発者の福島さんから「バタフライボードPro A3」の特徴や開発に込めた思いをお聞きしました。

「バタフライボード」の大型版については初期の頃から要望が高かったそうで、ようやく実現できたことになります。目指したのは「大きくても持ち歩けること」。

2016年には技術的に実現の目処が立っていたそうですが、そこから、剛性を保ちながら薄く軽くするための挑戦が始まりました。それは、たった1mmを薄くするための戦いです。

そして、偶然の出来事も重なり、「フレームレス・モノコック構造」と名付けられた現在のカタチが生まれたのです。

写真のように、手に持ちながら書けるので、場所を選びません。

バラフライボードの特徴にもなっている磁石を使った構造(スナップバインディング)も、ボードの厚みが異なるため新規に開発。もともとスピーカーのエンジニアだった福島さんにとって、磁石の特性を生かした製品開発は得意分野でした。

しかしながら、初期のプロトタイプは、A3サイズではなく正方形で4辺に磁石を配置したもので完全自立型を目指していたそうです。

そのままリリース直前まで話が進んでいたにも関わらず、180度方針を転換、A3サイズに変更することになります。それは、あるワークショップでテスト的に正方形のバタフライボードを使用してもらった時だったそうです。

その時、ユーザー観察から得たのは、「既存ツールの半歩先へ」という気づきだったそうです。アウトプットが重要なワークショップにおいて、「バタフライボードが主役になってはいけない。あれもこれもできると、ツールを使うことが目的になってしまう」ことに気づいた瞬間でした。

その気づきは、後にブランドコンセプトにも生かされます。

現在のブランドメッセージは、「Hello, Idea」。バタフライボードを使うことでコミュニケーションが円滑に進み、アイデアにつながるというメッセージが込められています。

ちなみに、初期のバタフライボードのブランドメッセージは、「Whiteboard. Whenever. Wherever. いつでも、どこでも使えるノート型ホワイトボード」でした。

また、ワークショップ会場やコワーキングスペースなどで共用品として使われる可能性が高いことを想定し、「消去性」に対するテストも毎日、行なっているそうです。国内メーカーが発売する主要なマーカーで書いた線を毎日少しずつ消していくという地道な作業です。

福島さん曰く、「マーカーにもよりますが、半年以上経っても消えます」とのこと。

目標金額を達成した後も、Makuakeでは、まだ予約購入が可能となっています。今回のクラウドファンディングで用意した1000セットは3月中にはお届けできるスケジュールだそうです。

様々なアイデアと技術がつまった「バタフライボードPro A3」の開発秘話をお聞きした後は、各分野のワークショップデザイナーとの意見交換会となりました。

会話は「バタフライボードPro A3」にとどまらず、すでに発売中のA4やA5サイズのバタフライボードにも自然と広がっていきます。

「こんな風に使いたい」「こんな使い方をしている」「こんな商品はできないのか?」といった率直な意見やアイデアが飛び交い、終始和やかな雰囲気の中で時間が過ぎていきました。

「バタフライボードPro A3」にはそのパッケージにもA4、A5サイズにはない工夫がありました。

それは、ピザ用のボックスからヒントを得たという、誰もが直感的に組み立てることができる「インスタントイーゼル」。

パッケージの段ボールを再利用するというアイデアには脱帽です。

このように立てかけてお知らせボードとして活用したいという要望は、A4サイズのバタフライボード発売当初からあったそうです。

「バタフライボード Pro A3 」なら、A3サイズでもA2サイズでも写真のように立てかけることができ、しっかりとした剛性もあるので、様々な活用が見込まれますね。

ワークショップのグループワークや発表シーンなどでも大活躍することでしょう。

様々な可能性を秘めた革新的なホワイトボード「バタフライボード Pro A3 」。

その名称からも、「Pro」向けのツールであることが伝わってきます。

機会があればぜひ手に取ってみてください。

オフィス、教育関係、コワーキングスペース、飲食店、病院、介護施設、ショップなどを運営するお知り合いの方がいたら教えてあげると喜ばれるかもしれません。

本製品は既存のバタフライボードA4/A5と同じく防水対応なので、アウトドアやスポーツでもお使いいただけます。

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